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はじめに | 各タブの説明 | コマンドとフィルタ | その他
PCKey2MIDI は PC に接続しているキーボード、マウス、ジョイスティックを、MIDI 入力機器の代わりに使用するために使うソフトウェアです。
このソフトは様々にカスタマイズ可能なエレクトーンです。
キーボードで音を鳴らすことができ、また、1キーで和音を出すようにしたりすることもできます。また、MIDI ファイルが再生できる環境ならシーケンスソフトなどが無くても MIDI キーボードからの入力を PC を音源として再生することができるようになります。
このようにして、キーボードを MIDI キーボードの代わりとして使うことができるようになります。
PC の周辺機器を MIDI コントローラとして使うことができるようになるソフトです。
いちいちウィンドウをアクティブにしなくとも、1キーでキーボードやマウス等の入力を MIDI-Out に出力できるようになっています。 Velocity 等はリアルタイムに GUI 上のスライダや周辺機器のジョイスティック、キーボード、マウス等の入力機器で設定することができます。
PC の周辺機器のインターフェイス(ボタン、ジョイスティックの軸等)の各動作についてコマンドを割り当てることができるソフトウェアです。
コマンドには MIDI 制御の部分(トーンのON/OFF等)と PCKey2MIDI を制御するものがあります。.p2m ファイルは PCKey2MIDI の設定ファイルの一種ですが、読み込み時に自動的に実行される部分があり、これらは PCKey2MIDI 上で編集したり、テキストエディタで編集することによってさらに細かいコントロールが可能になっています。
コマンドは各デバイスのボタンの ON/OFF や軸デバイスの動きで発行が可能になっていて、軸デバイスについてはその位置によって得た値を MIDI コントロールのピッチベンドや設定するベロシティに割り振ることができるようになっています。MIDI コントローラも入力のデバイスとして割り当てることが可能になっていますので、MIDI コントローラのキーの再配置を行ったり、一つの MIDI コントローラのキーをシフトキーとして使用してシンプルな MIDI コントローラに複雑な機能を盛り込むことができるようになっています。
また、フィルタという概念があります。ボタンや軸によって発行されたコマンドは、そのボタンや軸のフィルタがまず適用され、その後、そのボタンや軸を持つデバイスのフィルタが適用されてから、MIDI-Out Port に出力されます。
コマンドは割り当てられた MIDI-Out Port だけでなく、他の MIDI-Out Port のパラメータも操作することができ、一つの MIDI コントローラやキーボード、マウスなどを親コントローラとして他の MIDI コントローラのレイアウトを変更したり、チャンネル、音色などを変更することができます。
ファイルを好きな場所に解凍してください。特にインストーラはありません。
アンインストールする際、ライセンスタブのアンインストールボタンを使ってください。もし、設定を残したい場合は、アンインストールボタンは使わないでください。登録データ削除後、本体のプログラムを削除してください。
バージョン 1.2 にて設定ファイルのバグが取れました。そこで、バージョン 1.2 以降をお使いの方はそのまま上書きしてください。バージョン 1.2 より古いバージョンをお使いの方は一度ライセンスタブのアンインストールボタンを使い、アンインストールしてから、上書きしてください。
現在、動作中に不具合が見つかっています。実行ファイルを右クリックしてプロパティを選んで、互換性タブの互換モードの中の「互換モードでこのプログラムを実行する」をチェックして、プルダウンメニューから Windows XP (Service Pack 3) を選んでください。普通に動作すると思います。
PCDev2MIDI は以下のような概念で構成されています。
[デバイス]-->[コマンド]-->[フィルタ]-->[デバイスフィルタ]-->[実行(音の発生)]
最初にまずデバイスでなんらかの入力が行われます。ボタンを押す、ジョイスティックを動かす、等です。すると、そのボタンに割り当てられたコマンドがそのデバイスから発行されます。その発行されたコマンドはフィルタを通って変形されます。変形のされ方はそのフィルタに寄ります。変形されないこともあります。その変形されたコマンドはデバイスフィルタという各デバイスに割り当てられたフィルタを通ります。ここでもういちど変形されます。もちろん、変形されないこともあります。その後、そのコマンドがコンピューターによって解析されて、音が出たり、ファイルを読み込んだり、ボタンの入力が開始されたりします。
最も単純な場合を想定してみましょう。その場合の構成はこうです。
[キーボード(デバイス)]-->[コマンド]-->[音の発生(指定のMIDI-Out Port)]
たとえば、キーボードの "Z" を押したとしましょう。最初の状態でこのキーに割り当てられているコマンドは "P:CO+0;" となっています。これは、「設定されているオクターブ値のC の音を鳴らせ」 という命令なので、これが設定されている MIDI-Out Port に送られ、「ド 」の音が出るというわけです。基本的にはこのパターンの構成が多いと思って間違いありません。
コマンドとフィルタは各ボタンにつき、1つずつ存在します。また、軸の動きによってもコマンドを出すことができ、こちらは1つの軸につき22種類のコマンドとフィルタが存在します。また1つのコマンドにつき、そのコマンドに適用される専用のフィルタが1つあると言うことです。コマンドのみが設定されていて、フィルタが設定されていないボタンの場合、コマンドはそのままデバイスフィルタに送られます。フィルタのみが存在し、コマンドが存在しない場合は特殊で、そのフィルタが新たなデバイスフィルタに設定されます。
最初に読み込まれるキーボードのレイアウトやジョイスティックのレイアウトは default.p2m ファイルに書き込まれています。PCDev2MIDI のウィンドウを表示して、File タブを選んでください。右上の方に4つ並んでいるボタンの右から2番目を押してください。フォルダが開いて default.p2m というファイルが見えるはずです。このファイルをメモ帳等のソフトで開いてください。ここに設定が書かれています。
初期設定のレイアウト
キーボードの設定やジョイスティックの設定は同時に16種類まで読み込みが可能です。Device タブの Keyset で切り替えが可能になっていますので、新しく読み込みたいキーセットに切り替えてから File タブの Load ボタンを押してください。